資源の回収・リサイクルを通じて、
地域環境を守る「最初の一歩」をお手伝いします。

 世田谷リサイクル協同組合は区内の資源回収業者で形成する地域密着の組合です。平成8年の設立以来、主に区内の分別回収事業、集団回収事業、事業系リサイクル事業を中心に、資源物の回収・選別加工に取り組んでまいりました。平成12年からは世田谷区全域の「びん・かん・古紙」の分別回収事業に参画、100万人近い世田谷区民の皆様から排出された資源を回収・選別加工し新たな製品へと循環させるリサイクルの一翼を担っております。

 世界的に見ても日本の資源再利用の意識は高く、日々回収される資源物は大変良質であると言われております。それは、排出の段階で区民の皆様がごみと分けて資源物として出す、「分別文化」が浸透しているからです。資源循環型社会を構築するうえで、排出段階の「分別」はとても大切です。また、「分別」されたものをきちんと「分けたまま回収」し、それぞれ専門のヤードに持ち込むことが、その後の資源化を高度なものにできるスタートラインとなります。

 その大切な資源物を区民の皆様からお預かり、資源化ルートに乗せるのが、資源回収のプロ集団「世田谷リサイクル協同組合」です。資源回収事業は区民の皆様(分別排出)、行政(ルールづくり)、そして我々世田谷リサイクル協同組合(回収・選別加工)の三位一体で成り立っております。

 コロナ禍においては、巣ごもりやリモートワークの影響で大量の資源が排出され、回収現場の作業量も急増しました。それでも、多くの区民の方から感謝や励ましのお言葉を頂き、改めて自らの社会的責任を実感し、自らの職務を全うしてまいりました。今後もエッセンシャルワーカーとしての自覚を持ち、何時でも回収を止めることなく、確実・安全な回収作業はもちろんの事、区民の皆様の良きパートナーとなれるよう、日々努力を続けてまいります。